RonR、UML、OOは生産性をあげれるか?

ツールや方法論に対してそんなもの役に立たないと斬って捨てる人がいるが。
これはその人にとって役立たないだけで、その他の人には役立つこともある。

たとえば、モデリングUMLについて良く使えないと言う意見を聞く。これはUMLモデリングは外科医をスーパー外科医にするための技術で、ただの人を医者にする方法ではないからである。
逆に、そんなのこと当たり前でボトルネックは他にある的な批判するパターンがある。たとえば、RonRでのコード自動生成は役立たないなという意見が出てたりする。確かに自動生成できる範囲ってそれほど多く無い場合もあるが、それでも役に立つ人はいる。RonRの自動生成の狙いは要件獲得のためにモックアップを書くよりも動くコードで利用するプラクティスで、バリバリの開発者よりも敷居を下げた人を狙っている技術と考えられなくもない。開発速度を速める技術、生産性を上げるための技術ということになる。

ということで、あたりまえだけど、技術には向けられている人や狙いによって効果が違ってくる。

  • スーパー技術者とよりスーパー技術者にする技術
  • 普通の開発者の開発速度・生産性を上げる技術

自分たちのチームにあった技術を選択することが良いことは言うまでもないのだが、なかなかこれ自体が難しいというジレンマが組織にはあったりする。