意思決定コスト

業務システムを構築する際に多くの意思決定を行う。業務仕様、利用技術、アーキテクチャパターン、本当に沢山の意思決定を行う。この意思決定を迅速にできないと作業が待ちになりムダが発生してしまう。
この意思決定のコストは、プロジェクト組織のサイズ(意思決定に参加する人数)が大きくなるとそれに伴って大きくなる傾向があるように感じている。他チームの調整やその説明用のドキュメント作成など案外コストがかかる。実際以前居たSIの見積もりシステムではリスククイズに「仕様が会議で決まる」という項目がありこれが当てはまる場合かなりのリスク係数が付いた記憶がある。逆に仕様決定を即決できる方がいればかなり開発作業がスムーズに進む経験もしている。いわゆる「仕様の神様」の存在である。アジャイルのオンサイト顧客はこの「仕様の神様」を強制的?に任命するプラクティスと考えられるかもしれない。