ヨコシマなプログラミング

以前からビッグデータに興味をもっていて、昨年ぐらいから勉強しないといけないと思っていました。
ただ単に勉強だけではモチベーションも上がらないので、どうせなら何か実用的なことと合わせてやろうと思いました。
ビッグデータの利用の1つに将来を予測するという点があります。
将来を予測して実用的なことといえば、やっぱり株かなと思い、株に絡めてビッグデータを勉強することにしました。

はじめの志はビッグデータの勉強なんですが、実際にやってみるとほとんど株の分析ツールを作っているような状態になってしまいました。ま、それもありかと思い、ヨコシマなプログラミングを続けています。

で、一応いろいろ試したのですがその結果をのせておきます。


Twitterのつぶやき分析

米国ダウをTwitterのつぶやきで分析しているニュースがあったので個別に株に試しにやってみた。
新興銘柄を中心にやったのですが、新興銘柄がつぶやかれることがほとんどなく、ボツ。
まだ、Yahooの掲示板や2chのほうを分析するほうが量的には良いと思います。ただバイアスが大きいのが難点かも。


株価に相関を利用した裁定取引

2つの銘柄の相関を利用して利益を得る方法。大きな元手があればよいかもしれないが、利益幅が小さく時間がかかる。


ETFとその構成銘柄のギャップを利用した取引

ETFの構成銘柄の1つが急騰・急落しているときに、その銘柄を組み込んでいるETFを売買する取引。
この方法は案外利用できたが、国内のETF出来高が少なくやっぱりボツ。


日経225の寄付き前の板情報から日経225の価格を算出し差額取引

KABU.COMが同じようなことをしている記事を見て試してみた。日経225の構成銘柄で寄与率の高い銘柄30程度の寄付き前の板情報から日経225の寄付き価格を算出し、朝8:45から売買可能なCFDの日経225の価格差を利用する方法。見せ板などあって算出値のずれが大きくボツ。


確率論的な株価の予想

株価はブラウン運動と同じようにランダムに動き、そして対数正規分布になるそうです。この性質を利用すると、現在の株価から、どの程度の値幅になるかがわかり、確率的にある程度可能性がある下限と上限で注文を出す方法です。この方法はまあまあ役だったが、約定しないことも多かった。


テクニカル指標の組み合わせ

移動平均ストキャスティクス出来高など指標による売買ルールの適用。バックテストなどで良い結果がでても、実際にはうまくいかないことが多い。この手のものは短期であれば直近高値のブレイクアウトが一番わかりやすい。


予測は難しい

その他いろいろ試したのですが、株価は予測は難しいということで現在落ち着いています。
ま、当たり前ですね。いろいろ勉強にもなったので無駄ではないだろうと思っています。
ちなみに今はノーロードの投資信託を中心に投資しています。投資信託のほうがトレンドが一定期間つづき統計的な指標が役に立つから。