ビジネスロジックと継承

ドメインロジックの実装で継承をどれぐらい使っていますか?
静的な構造では役に立つこともありますが、ビジネスルールの実装などではそれほど使っていないのでは無いでしょうか?これは、ビジネスルールがオブジェクトの動的状態やいろいろなパラメータ(ポリシー)によっても変化するためで、単純な単一継承では到底実装できないからだと考えている。

では、他の方法としてどのような選択子があるのでしょうか?
動的状態だけ考えるとStateパターンの導入なども考えられるのですが、動的x構造x?まで考えると不必要なバリエーションまで考えることになって大変になる。
したがって、オブジェクトの構造や状態の組み合わせの視点ではなく、逆に特定のビジネスルールからの視点でバリエーションを考えるほうがやり易くなる。で利用するのがstrategyパターンということになる。
たとえば、図書の貸出期間が会員種別と貸出アイテム種別によって計算されるロジックが異なる場合、会員種別x貸出アイテム種別のバリエーションを元に考えるのではなく、貸出期間計算ロジックのバリエーションをまず整理し、バリエーションの決定ルールを考えるようにすると言うことである。この方法であれば会員種別、貸出アイテム種別以外でバリエーションが変化する場合でも対応できる。