ついでに伝言メモのモデリングにチャレンジ

−第 12 回− 伝言メモをモデリングするにチャレンジ

台帳の作成

モデルの前提はある程度許容されているようなので、電話通知機能を利用した伝言メモシステムの構築を前提に、既存の社内や取引先の情報を利用するようなモデルを作成してみます。

オブジェクト図の代わりに台帳を作成し、いくつかのバリエーションを検討してみます。


分析モデル クラス図

電話主をマスタと関連付ける前提にたつとバリエーションがあるのでサブタイプ化。電話ください時の電話番号は自動的に補完することを考えると、電話ください時の電話番号を電話主の属性として取扱いValidatorを導入して漏れないようにしてみました。伝言メモをそのまま構造化するのであれば電話ください時をサブタイプ化するような構造制約で表すのだろうが、今回は柔軟性を持たせる意味もあり操作制約として取り扱い、電話ください時をサブタイプ化することもしないようにしました。


分析モデル ロバストネス分析


ビジネスルール

ビジネスルール:電話ください連絡先不明電話伝言不可ルール
電話主が電話くださいの依頼をしているにもかかわらずコールバックする電話主の電話番号が指定されていない場合は電話伝言が登録できない。ただし、電話主が社員の場合で かつ 社内または携帯の電話番号が登録されている場合は登録できる。