中学校のモデリング その5

お題その2 追加要素3

いよいよ最終のお題です。クラブ活動の概念を含めるようです。ポイントはクラブのライフサイクルが学級などと違い複数年にわたる点、その間に顧問や参加する生徒が入れ替わるのをどのように表現するかだと見ました。

まずは、オブジェクトモデルの代わりに台帳を作成して表現してみます。

クラブの識別子は学校+クラブ名で顧問、利用可能施設が期間付きで関連しています。イベントによる関連とみればよいですが有効期間付きの関連はよく出てくるパターンでEffectivityとしてステレオタイプで表現しておきます。

生徒については、クラブ活動というイベントを導入して関連付けるようにします。先生と施設と同様にEffectivityで表現してもよいかもしれませんが、より概念的に独立したものとして取り扱うためにイベントとしました。

以上ですべてのチャレンジが終了しました。お題としては非常に多様なパターンがありよくできていると感じました。さすがモデリング道場の面々というところでしょうか。欲を言えば、も少し複雑なビジネスルールを表現しなければならない課題があればなおいいのではないかなと感じました。たとえば、教員経験がX年以上ないと担任できない(Xは学校ことに異なる)や、3年生を担任するにはその学校での担任経験が必要であるとかなどなど。リアルな世界は案外複雑なものですからね。

最後に今回作成した分析モデル(主要な概念のみ)を載せておきます。