LightSwitchはWeb版Accessなの?

Is Visual Studio LightSwitch the New Access?みたいな記事があったりします。LightSiwtchをAccessと同じようなEUD的な*1RADツールの位置づけとみる方は多いのでしょうね。もちろん、これは間違いではないですが、少し違った見方をもできるかなと思っています。たとえば、

  • 既存アプリと新規アプリを組み合わせたコンポジットアプリの基盤
  • 開発標準を組み込んだアプリケーションプラットフォーム

のようなものです。

LightSwitchでは既存のデータベースやSharePointのデータに対して簡単にリレーションを定義して組み合わせることができ、さらにRIAサービスを使うと既存のLOBアプリをラッピングすることも難しくなく、コンポジットなアプリが簡単に作れます。EAI(企業アプリケーション統合)やEIP(企業情報ポータル)の基盤としても利用できるのではないでしょうか。

もうひとつのアプリケーションプラットフォームとして利用するシナリオでは、LightSiwtchではかなり作り方が制限されてくるので逆にこれを利用して標準化の仕組みを組み込んでしまう方法です。標準の機能で足りない部分は、LOBアプリに適した拡張ポイントが用意されているので専門チームが拡張機能を提供すればかなりうまく回るような気がしています。

*1:エンドユーザー開発。EUCよりも開発パワーのあるエンドユーザーが行う開発