導入するアーキテクチャの均衡点を探す

優れたアーキテクチャや手法があっても開発チームが使いこなせなければ絵に描いたもちである。
目指すべきアーキテクチャ(TOBE)と開発チームが実際に回せる(ASIS)レベルとのギャップが大きいとなかなか大変だ。この均衡点(CANBE)を探すことがアーキテクチャや開発手法における重要な観点だと考えている。

このギャップの多い技術としてはドメインモデルやMVVMなどが思いつく。いずれの手法も非常に保守性の観点で優れた手法であるが、逆に言えば抽象度を高くする*1必要があり、てっとり早くアプリを実装するような人たちにとっては面倒な作業になってしまう可能性がある。実際の平均的な業務アプリケーションでCANBEなアーキテクチャはどんなレベルなんだろうか?興味がある。

*1:ここでは変更に敏感にならないように設計実装するという意図